仕事で秋田県の五城目町へ行ってきました。
人口約一万人ほどで、なんと町の8割が自然!今住んでいる会津若松市が都会に見えるほどに、五城目町の自然豊かな風景は心に染みわたるものがあり、とても素晴らしい町です。
そんな五城目町には廃校となった小学校をリノベーションした地域活性支援センターがあり、今回その施設で「いなか×IT」というテーマのイベント「いなかソン」が行われたので参加してきました。
施設の中はこんな感じ。
いつしか見たことのある光景、懐かしさで溢れています。
ここに集まったのは全国から20名ほど。初対面の人が多かったけれどこんな開放感溢れる場所でワークショップやハッカソンができることにワクワクしている人たちばかりで、すぐに打ち解けることができました。
イベントの内容は、隣の大潟村で農業を営む棚橋さん(棚橋ファーム)による講義や、
五城目の街を歩いたり、地元のものを買ったり、
名蔵「福禄寿酒造」 |
名商店「きたう商店」 |
地のものを食べたり・・・
名物「だまこ鍋」 |
という座学だけではなく実際に体感するプログラムも組み込まれており、これまで見向きもしなかった街が一気に身近になった気がします。また、人口減少や高齢化問題などいろいろな社会問題が現実としてある街でもあり何かもっとしてあげられないだろうか?とさえ思うようになりました。
今回のテーマは「いなか×IT」ということでしたが、結局はITだけでは何も解決できないことも実感。そこにプラスアルファで”アナログ”な部分がなければならない。非効率なところがあっていい。そういうこともこのイベントを通して感じたことです。
その理由の一つとして通信環境がよくないからというのが挙げられますが、だからといって通信環境の整備をするのではなく、よくないことを前提としてアイデアを考え実施するべきなのです。
だってこんな素晴らしい景色を携帯端末を見ながら歩くのは本当にもったいない。
もっと非効率に、スローな町を維持するためのITのあり方を考えさせられるイベントでした。